<その86> 

 

 

   妹思いのやさしいシマタロウ      

 

 

 

 

 

 

温泉場周辺を牛耳っているボス猫シマオの息子シマタロウ(上)は、父親ゆずりのおだやかな性格で、いつも妹のブチコを守って面倒をみていました。

 

 

 

 

シマタロウの幼いころ。

母親のブチ(右側で食べている真ん中の白っぽい猫)が、うちの中庭で4匹の子猫を育てていました。このうち1匹が交通事故で、もう1匹が病気で死んで、シマタロウとブチコの兄妹が生き残りました。

 

 

 

 

やがて兄妹は宿の中に入って遊んだり食事をしたりと、しばらく幸せな暮らしをしていました。

手前がシマタロウ、後ろがブチコ。ブチコはとても臆病な性格です。

ところが彼らより前からすみついていたメス猫のマダラが、嫉妬心から兄妹(特にブチコ)を追い回しいじめたので、2匹はうちから逃げ出し放浪の身になってしまったのです。

 

 

 

 

その後、山の上の方の民家のそばで兄妹を発見。手前がシマタロウ、後ろがブチコ。

ここでもシマタロウはしっかり妹を守っていました。

 

 

 

 

さらにしばらくして、すっかり大人になったシマタロウを泉公園で発見。

隣りにいるのは、なんとうちで保護した五郎・次郎兄弟の母親ロシアンなのでびっくり。もしかしてシマタロウが五郎・次郎の父親だったりして…。

ともあれ、シマタロウは若いボス猫の貫録がついているようですね。

 

 

 兄と別れた臆病な妹のブチコも、たまにうちに食べに来たりしています。けっこう太っているので、どこかでエサをもらっているのかもしれません。

彼ら兄妹が変わらずに元気に暮らしていくことを、強く願わずにはいられません。